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『つぶやきBlog』
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症例の紹介 肘の痛み 3 主訴:テニス後の肘の痛み男性 54歳 会社員 4 年くらい前にテニスをしていたら右肘の外側を痛めました。 その後も放っておいたら、肘の内側と右肩に痛みが出始めました。 病院で診察を受けましたが、テニス肘と言われただけで、特に治療はしてもらえませんでした。 よく 週末に 3 、 4 時間ほどテニスをしています。 テニス中に右肘や右肩が痛くなることはありませんが、翌日に右肘に痛みがおこり、右肩にも違和感が出ることがあります。 普段の生活では、強い痛みはありませんが違和感がある程度です。 コメント: よく話しを聞くと、サーブの際に上手くラケットにボールを当てられるときは、肘に痛みはでないということでした。 普段の姿勢では右肩が左に比べて下にさがり前側に丸まっていました。 サーブのとき、ストロークのとき両方とも肘をねじり、手首を反らす癖があるようでした。 この癖は本人も気づいていて直そうとしていましたが、どうも上手くいかないということです。 肩甲骨は背中側にある肩の逆三角形の骨です。 これは二の腕の骨と関節を形成するだけでなく、鎖骨の下に骨の一部が飛び出る形をしており、胸の筋肉が付きます。肩が丸まるような姿勢では、この胸の筋肉が短く硬くなり肩甲骨を前方へ引っ張ります。 右肩は、この肩が丸まった状態でした。 肩が丸まると正常可動域まで腕を挙上させたり、胸を開くことが困難になります。 このために無理な体勢でテニスを行っているようでした。 また肘の関節に余計な負荷がかかってしまったために、手首を固定する筋肉に炎症が起こっている可能性がありました ( 手関節を固定したり、動かしたりする筋肉の多くは肘に付きます ) 。 テニス中には痛みを感じないということでしたが、それは夢中になるあまり、痛みを感じていないだけで、肘関節は腫れをおこしているようだったので、テニス後には必ずアイスパックで冷やし、肩甲骨の位置をしっかりと正常位置に固定させるようにカイロプラクティック治療をおこないました。 肩甲骨を前方へ引き寄せている筋の柔軟性が増し、固定する筋の耐久力が増すまでは、肘関節をサポートで固定して、衝撃が肘関節に加わるのを防ぎながらテニスを行ってもらいました。 右肘関節の炎症による腫れが治まるまではテニスをしないようにしてもらいました。 腫れは一週間でおさまり、その後は週末にテニスを行っているようです。右肩(肩甲骨)の位置がよくなるにつれて無理のないフォームに変わっていき、テニスを行っても痛みは起こらず、サーブを行い易くなっているとのことです。 肩と肘に障害があったために手首の固定がうまくいかずボールがラケットに当たるときに、ラケットの角度が変わってしまっているようでしたが固定が無理なくできるようになり、安定感がましているようです。 治療は、一回目で痛みは減少して 3 回の治療後にはテニスが行い易くなったとの感想でした。 肘へのカイロプラクティック治療は合計 5 回行いました。
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